第137回天皇賞(春)(2008年)
1着 14 アドマイヤジュピタ(3人気)
2着 8 メイショウサムソン(2人気)
3着 13 アサクサキングス(1人気)
単勝 580円
馬連 2000円
このエントリーは連載「サーチライトreconstruction」の第4回です。
初めての方はサーチライトreconstructionからお読みください。
この日の注目はメイショウサムソンでした。
前走の産経大阪杯はまったく見せ場がなく、2人気6着に敗退。
これでJC→有馬記念→産経大阪杯と、3戦連続で人気を裏切ったことになります。
ただ、それでも私はメイショウサムソンから入ろうと思っていました。
それは、「前走で情けない競馬をしたからといって、実戦も情けない競馬をするわけではない」という仮説を試す絶好のチャンスだと考えたからです。
この仮説は、奇しくも産経大阪杯のエイシンデピュティがヒントでした。
エイシンデピュティの前走は東京新聞杯。
この時、私は京都金杯の内容を評価して本命に推していました。
しかし、実戦ではほとんど見せ場もなく、2人気7着に歩きました。
そういうイメージがあったので、産経大阪杯のエイシンデピュティはノーマークです。
しかし、実戦では、7人気という低評価を覆し2着に健闘。
1人気ダイワスカーレットとの馬連で2750円という好配当を演出しました。
こうした例を挙げて行けばきりがありませんが、実力馬が前走で見せ場なく敗れ、誰もが評価を下げた瞬間というのは、馬券的に最も美味しい瞬間です。
レースというのは水物ですから、ちょっとした出来事で大きく着順は入れ替わります。
ペースであるとか、調子であるとか、不利であるとか、さまざまな実戦的要素が錯綜し、それによって人気馬が歩くというのは競馬の日常的光景です。
それならば、競走馬の評価を下すのに、前走着順というのはそれほど重要な要素なのか?
むしろ前走を無視した方が、馬券に躍動感が描けるのではなかろうか?
周りと同じ馬券を買っていても穴は獲れない。
だから、私は誰もが重視する前走を、黒く塗りつぶして予想する。
メイショウサムソンは惜しくも2着に敗れましたが、アドマイヤジュピタとの直線の攻防は、古豪復活を印象付けるに十分な内容でした。
2008年天皇賞(春)は、馬券的にはたいしたことのない一戦でしたが、私にとっては今後の予想スタイルを確信する重要なターニングポイントだったのです。
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