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羽生善治「決断力」羽生善治「決断力」

たとえば、一つの局面で一時間、二時間、三時間と考える。
だが、長い時間考えた手がうまくいくケースは非常に少ない。
逆にいうと、一時間以上考えているときは、考えるというよりも迷っている。(第二章より)

このエントリーは連載「玲瓏」の第2回です。
初めての方は玲瓏からお読みください。

競馬には多種多様な見方があります。
そして、長年競馬をやっていると、そうしたいろいろな視点を使って、様々な角度からレースを見ることができるようになります。
例えば、血統で解釈したり、ペースで解釈したり、距離適性で解釈したり、リズムで解釈したり...。
競馬の知識が増えれば増えるほど、レースの解説をするのは上手になります。
もっともらしくレースを説明できるように、自分が持っているなにがしかの知識を当てはめればいいのですから。
こうして、経験を積めば積むほど、競馬ファンは解説者になっていく。

ところが、競馬予想というのは、必ずしも多角的に見れば的中できるというものではない。
1頭の馬にケチをつけようと思えば、必ずなにがしかの視点からケチをつけられるからです。
例えば、この馬は血統が向かない、この馬はタイムが悪い、この馬は前走の内容が悪い、この馬は騎手が頼りない...etc.
こうして、競馬の知識が増えれば増えるほど、予想は深みにはまっていく。

論理的に、客観的に、理路整然と予想を組み立てれば、自ずと勝ち馬は見えてくる。
そう考えていた時期が私にはありました。
しかし、どうやら競馬予想というのは、それほど単純なものではない。

どんな馬にも、ケチをつけようと思えばケチはつけられます。
まったく欠点のない完璧な出走馬というのはおよそありえない。
ディープインパクトでさえ、レース前に不安要素を探そうと思えば、いくらでも指摘することができます。

私たちは、そういう欠点だらけの出走馬の中で、どこかに目をつぶって馬券を買っている。
そして、どういう長所を重視して、どういう短所を無視するかを決断するのは、やっぱり主観しかありえないわけです。

その意味で、自分の予想の立ち位置を決めることは重要です。
例えば、タイムを重視する人なら、どんなに血統が悪かろうが、近走の調子が悪かろうが、やっぱりタイムの指数が高い馬から入っていく。
こういう腰の据わった打ち方ができる人は、おそらくトータルで見た時に勝てる人だろうと思います。
予想として軸がぶれている、優柔不断が一番いけない。

出走馬の欠点を探しはじめると、どうしても人気馬の方が欠点は少なく見えてきます。
というか、誰が見てもトータルで死角が少なそうに見えるから、人気馬になると言うべきでしょうか。
マスコミが発する情報は、人気馬の欠点をなかなか挙げません。
スポーツ新聞を読んでも、人気馬には都合のいいことばかりが書いてある。
そして、そこから弱気が顔を覗かせます。

だから、穴が閃いた時には、長く考えてはいけない。
いろんな情報を参考にして、多角的に考えれば考えるほど、それに比例して馬券の精度も上がるというのはおそらく幻想です。
むしろ、長く考えれば考えるほど、迷いが生じ、短所を探し始め、「やっぱりダメかも...」と弱気になり、結局は人気馬に流れていきます。
そして、最初に直観した躍動感は馬券から失われ、人気サイドからあれもこれもと手を広げ、気がついた時にはもはや収拾がつかない。
皆さんには、そういう経験がありませんか?

レースというのは、欠点の多い馬が負け、欠点の少ない馬が勝つわけではありません。
競走馬の欠点というのは、量ではなく質の問題だからです。

予想の正解というのは、レースが終わらなければわからない。
目を皿のようにして新聞を見ても、どんなにたくさんの参考書を読んでも、どれだけ識者の意見を参考にしようと、そこに完全解答はありません。
むしろ、そういう周囲の情報に流されることで、弱気が生じ、多数決的に人気馬に流れていく。
こうして、せっかく見つけた穴馬を、自分で放棄してしまうのです。

周りと同じことをしていても競馬には勝てない。
そして、決断するのは自分しかいない。

ある程度真剣に競馬と向き合ってきた人間なら、メンバーを見た瞬間に買いたい馬は浮かび上がります。
あとは、自分の経験と直観を信じて決断し、「あとはどうにでもなれ!」と開き直った方が、案外うまくいくことが多い。
たとえそれが間違っていたとしても、競馬は次の日も次の週も、淡々と終わりなく続いていきます。
むしろ、迷ったことで勝てる道を自ら閉ざしてしまうことの方がもったいない。

レースが終わる瞬間まで、いかに強く自分を信じることができるか。
自分の経験を振り返ると、勝負の明暗というのは、まさにそうした断固たる決断力にあるのだろうと思います。

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