第53回有馬記念(2008年)予想
◎マツリダゴッホ
△エアジパング
△カワカミプリンセス
△スクリーンヒーロー
△アルナスライン
有馬記念に速い上がりは必要なく、過去5年で33秒台で連対したのは2006年のディープインパクトのみ。
また、切れが要求されないため、先行して持続力を発揮するタイプがベストで、これまた過去5年で4角5番手以降から3着以内に入線したのも、2005年と2006年のディープインパクトのみ。
よって、先行するか自力で動ける馬で、東京のような瞬発力が問われるコースでは、切れ負けするタイプから入るのが有馬記念の定跡。
加えて、非根幹距離のG1の常として、過去に好走した馬が再度好走しやすいのも特徴の一つ。
◎はマツリダゴッホ。
昨年の優勝馬で、コース実績はダントツの「中山の番人」。
速い上がりが使えない代わりに、3角から4角にかけて自力で動き、そのまま突き放す持続力があるので、中山の非根幹距離はベストとなる。
特に注目すべきは、昨年の有馬記念ではなく今年の日経賞で、59キロを背負いながら4角で早々と先頭に立ち、これまた中山非根幹距離巧者のトウショウナイトを0.5秒突き放せるなら、昨年よりも能力自体がアップしていると考えて間違いないだろう。
他にも、AJCCもオールカマーも、中山非根幹距離なら見ていて安心感すらあり、これで現在5倍前後の単勝なら十分に美味しいと見る。
△筆頭はエアジパング。
有馬記念で穴を開けるのは、内枠に入ったG1挑戦回数の少ない馬と相場が決まっており、これに該当するのがエアジパング。
有馬記念に必要な先行力もあり、G1は今回が初挑戦で鮮度も十分。
唯一気がかりなのはステイヤーズSからのローテーションだが、2走前は惨敗しているので疲労の影響はないだろう。
今年のJCを勝ったスクリーンヒーローも、JCとは相性の悪いアルゼンチン共和国杯経由馬なわけで、穴を狙う以上、多少の不安材料には目をつぶらなければならない。
△2番手はカワカミプリンセス。
33秒台の上がりは使えない馬なので切れ勝負では分が悪いが、逆に言えば34秒後半以上の上がりに持ち込めれば安定して走れる馬。
3歳時はことごとくハイペースに恵まれ連勝したが、4歳以降は切れ勝負に持ち込まれて勝ち星から遠ざかっている。
今回は久しぶりに上がりが要求されないレースになるはずなので、もちろん注目の一頭。
牝馬限定G1の挑戦回数は多いものの、古馬王道路線の挑戦回数は今回が2度目で鮮度も高いと見る。
しかも、幸運の最内枠を引き、横山典のやりたいように動けるはず。
エリザベス女王杯で上がりの限界を感じたはずなので、今回はペースが落ち着きかけたところで先頭に出て引き離す、アドマイヤジャパンの菊花賞のようなレースになれば面白い。
△3番手はスクリーンヒーロー。
正直なところ、最もジャパンCを勝ってほしくなかったのがこの馬。
というのも、その時点では有馬記念の秘密兵器に考えていたため。
もともと中山や福島などの小回りコースで穴を開けていた馬なので、有馬記念には間違いなく適性があるはず。
さらに父は有馬神グラスワンダーで、母父サンデーサイレンスで近年の有馬記念にも適応できる。
JCを勝ってしまったことで人気になってしまい、しかも穴を開けた反動も心配だが、とりあえずこの馬に関しては初志貫徹を貫きたい。
最後にアルナスライン。
京都大賞典は4角で致命的な不利、アルゼンチン共和国杯はハンデ58キロで相手も強かったと考えると、ともに1人気を裏切ったのは納得できる。
基本的には切れで勝負する馬なので、有馬記念がベストとは思えないが、とりあえず秋の疲労はなきに等しく、G1挑戦回数も浅いので鮮度も高い。
鞍上ペリエは有馬神で、巨漢馬を力で操るイメージはぴったり。
徐々にリズムを上げてきたアドマイヤベガで、中穴くらいの人気もジャストフィット。
1人気のダイワスカーレットは熟慮の結果、無印の評価。
天皇賞(秋)は確かに強い内容だったが、天皇賞(秋)でベストパフォーマンスを発揮しても意味は無いのが有馬記念。
というか、むしろ天皇賞(秋)は有馬記念とは真逆のレースと言えるので、あそこで高いパフォーマンスを発揮してしまったことが逆に有馬記念にとっては不安を残したとも言える。
さらに、逃げ~先行する馬とは言え、やはり外枠は小回り中山では有利とは言えず、加えて今年は1人気で全馬からマークされる立場。
昨年のように、好き勝手やりたい放題のレースにはならないだろう。
正直なところ、昨年22190円もついた馬連を、今年500円の馬連で買い直すくらいなら外れた方がマシ。
マツリダゴッホ×ダイワスカーレットで決まるなら、それはそれで納得の結果である。
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