第70回皐月賞(2010年)予想
◎ネオヴァンドーム
△エイシンアポロン
△ヒルノダムール
△ガルボ
△ローズキングダム
皐月賞は波乱含みの難解なレースだが、今年はトライアルを使わない直行組が多く、さらに難解さを増している。
しかし、難解だからこそ単純に考えたい。
皐月賞はヨーロピアンのためのレース。
2006年のメイショウサムソンを筆頭に、サドラーズウェルズ、ダンシングブレーヴ、トニービンと、凱旋門賞を制したヨーロピアンたちが必ず馬券に絡んでいる。
そこで、◎はネオヴァンドーム。
母父は過去4年で3回馬券になっているトニービン。
弱い相手の新馬戦~未勝利で時間がかかったが、いろいろな競馬に対応しながら集中力を高め、いざ格上げの内枠で重賞を勝ったことから、タフな競馬でこそ強いタイプ。
きさらぎ賞の回顧でも触れたが、父ネオユニヴァースに通じる雰囲気もある。
父ネオユニヴァースなら、重馬場もプラスで。
相手1番手はエイシンアポロン。
母父は昨年のアンライバルドと同じサドラーズウェルズ。
本質的に2000は長いと思うが、小回りの中山ならごまかせる。
皐月賞に至るまでのローテーションも、メイショウボーラーに酷似していて悪くない。
相手2番手はヒルノダムール。
母父はラムタラで、言わずと知れた凱旋門賞馬。
阪神で施行されるようになった若葉S組はほぼ空気だったが、阪神が新装されてからの若葉S組は、異様に皐月賞に絡むようになっている。
若駒Sのようなスローの瞬発力勝負でも、若葉Sのようなタフな持久戦でも、それなりに好走できるので完成度は高い。
相手3番手はガルボ。
母父ジェネラスは凱旋門賞こそ勝っていないが、英愛の両ダービーとキングジョージを制したヨーロピアン。
ガルボ自身は瞬発系の馬なので、まったく皐月賞向きではないが、単勝75倍なら、母父ジェネラスだけで買える。笑。
最後にローズキングダム。
スプリングSは3着に負けたが、あくまで前哨戦。
前哨戦を勝って1人気のヴィクトワールピサと、前哨戦を負けて2人気のローズキングダム。
どちらを買いたいかと言われたら、後者に期待。
ヴィクトワールピサはダービーで買う。
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