第30回ジャパンカップ(2010年)予想
◎ブエナビスタ
△エイシンフラッシュ
△オウケンブルースリ
ワイド前提なので、例によって外国馬は無視の方向で。
天皇賞(秋)が極限の瞬発戦であるのに対し、ジャパンカップは量が要求されるレース。
ただし、東京2400である以上、基本的には瞬発戦なので、根幹距離での好走実績は重要で、特にダービー馬や過去のジャパンカップ連対馬は好走しやすい。
また、秋の消耗度もかなり影響する一戦なので、ゆったりした間隔をとったり、秋2走目というような蓄積疲労を軽減する工夫も必要になっている。
◎はブエナビスタ。
天皇賞(秋)を筆頭に、府中の根幹距離では負けがなく、血統を考えても瞬発力は申し分なし。
母父カーリアンで延長適性もあり、今秋2戦目で蓄積疲労もほとんどない。
使い込むと脆いタイプだとは思うが、前走1人気1着の集中状態なので、大きく崩れるシーンは考えにくい。
相手1番手はエイシンフラッシュ。
父キングスベストはキングマンボ産駒で、エルコンドルパサーやアルカセットなどジャパンカップとは相性の良い系統。
さらに、菊花賞をパスして神戸新聞杯から直行の形が白眉で、このゆったりしたローテーションは1998年のエルコンドルパサーを思わせる。
ダービーを上がり最速32.7秒で勝っているので瞬発力も合格。
相手2番手はオウケンブルースリ。
2009年の連対馬で適性は証明。
京都大賞典からの直行で、疲労はほとんどない。
あまりにも無難すぎて、書くこともあまりない。笑。
最後に他の日本馬について。
2人気ナカヤマフェスタは凱旋門賞好走馬を評価しないのがJCの定跡。有馬は買う。
3人気ペルーサは天皇賞(秋)の反動を懸念。
4人気ローズキングダムは秋2走とも好走しているので、蓄積疲労がネック。
7人気ヴィクトワールピサは凱旋門賞を凡走したのでJCは走ると思うが、それ以外に強調材料が無く、人気的な妙味も少ない。
8人気ジャガーメイルは天皇賞(秋)惨敗からの巻き返しが厳しい。
10人気シンゲンはオウケンブルースリと最後まで悩んだ。母父サンデーで速い上がりも使えるし、ローテも絶妙。左回り適性は言うまでもなく。
12人気メイショウベルーガは秋3走目で前走との間隔も詰まり、使い込んで走るタイプでもなく。
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